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2010年 02月 23日
大阪府と大阪市の再編をめぐり、橋下徹知事と平松邦夫市長が22日、大阪市都島区の市公館で意見交換を行った。2人が府市再編をテーマに公開の場で議論したのは初めてだったが、互いの主張は行き違い、ちぐはぐな議論に終始した。橋下知事は、来春の統一地方選で府市統合に賛同する政治グループで府、市議会の過半数が確保できない場合には「退陣する」と辞任も示唆。平松市長が「責任ある立場の人が軽々に退陣を発言するものではない」とたしなめる場面もあった。
意見交換は、公開の場での議論を希望した平松市長からの提案で開催。日程調整の都合で午前8時からという異例の時間帯に開かれ、終了時間は予定をオーバーした。平松市長は冒頭、雇用や水道事業といった府市が抱える課題についてボードを使って説明。政令市であることを理由に、他の市町村に比べて府から一部の補助金などを受けられない問題を取りあげ「大阪市民も府民税を納めているのにおかしい。いわれなき差別だ」などと訴えた。 橋下知事は「府市の仕事の役割を広域行政と基礎自治体に整理すればすべて解決する」と強調。大学や図書館などの二重行政を指摘し「指揮官を1人にし、府市の財布をひとつにすべきだ」と持論を展開した。 これに対し平松市長は「理念先行で中身が見えない。詭弁(きべん)だ」と反論。大阪府域の地図を示し、「どこまでの範囲を広域行政とするのか区別してほしい」と迫る場面もあったが、橋下知事は明言を避けた。 終了後に取材に応じた平松市長は「仲が悪いわけではない。溝の深さが分かった。具体的な回答が得られなかったのは残念」。橋下知事は「見てる視点が違うことがはっきりした」と話していた。 【関連記事】 ・ 燃焼する大阪府市論争の行方は… ・ 減収深刻な大阪府予算、“橋下流”改革も限界に ・ 「パーフェクトな予算」橋下知事が自画自賛 ・ 新エネルギー産業に1億7800万円 大阪府当初予算案 ・ 安全面さえ大阪府vs大阪市…市外の駅だけ転落防止柵なし ・ 08年度の病院の未収金、推計284億円―四病協調査(医療介護CBニュース) ・ 五輪フィギュア 明智光秀らの子孫も織田選手にエール(毎日新聞) ・ 異例の隠密出張 官房長官が公表(産経新聞) ・ アパート火災、幼児2人重体=両親は外出中−宮城(時事通信) ・ 「検証し、今後に生かす」=石巻3人殺傷で警察庁長官(時事通信)
by fsth1cxzua
| 2010-02-23 22:52
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